キャリアアップ助成金を申請したいと考えていても、何から着手すればよいのかイメージできない人が多いでしょう。
また、困っている部分がある場合、誰に相談すれば良いか掴めていない人は多いはずです。
今回はキャリアアップ助成金を活用したい人へ向けて、相談先の種類や選び方などを紹介します。
目次
キャリアアップ助成金は誰に相談すればよい?
キャリアアップ助成金の相談先を大まかに挙げると以下のとおりです。
- 社労士法人
- 社労士と業務提携または社労士が在籍しているコンサルティング会社
- 都道府県労働局または管轄のハローワーク
- 中小企業診断士
相談先の選択肢は意外と多く、求めるサービスによって選択できます。
どこへ相談するかによって、得られるサポートが異なるため、事前に比較して選択することが重要です。
キャリアアップ助成金の相談先を選ぶ際の比較ポイント
キャリアアップ助成金の相談を受け付ける事業者やサービスは数多く存在します。
これらの中から、依頼先をどのように決定すればよいか、比較ポイントを押さえておきましょう。
代行業務を提供しているかどうか
申請の代行やサポートも実施しているかどうかを確認しましょう。
相談先の中には社労士が在籍していなかったり、提携していなかったりする場合があります。
この場合、相談してもアドバイスしか提供してもらえません。
つまり、仮に問題が解決しても、申請は自分自身で実施することになってしまいます。
総合的な利便性を求めるのであれば、申請代行やサポートまで提供してくれる相談先を選びましょう。
キャリアアップ助成金の申請実績
相談先を選ぶ際は、過去の申請実績を確認しておきましょう。
キャリアアップ助成金に数多く申請しているほど、さまざまなノウハウが蓄積されていると考えられます。
そのようなノウハウを自社の申請に活かしてもらえれば、よりキャリアアップ助成金を受給しやすくなるはずです。
また、仮に自身で申請する場合であっても、ノウハウを提供してもらうことで、受給に近づきやすくなります。
これまでの申請件数や採択率などの情報を確認し、信頼できる実績を持つところへ相談することが大切です。
オンライン代行の可否
相談方法は多様化しているため、最適なものを選びましょう。
まず大きな区分として、オンラインによる相談と対面による相談が考えられます。
近年はオンライン面談やチャットサービスを活用したサービスが増えているため、まずはこれらを利用するか検討すべきです。
基本的にはオンライン相談の方が時間やお金を節約できるためおすすめします。
ただし、対面で質問しながら細かく相談したいと考えているならば、対面に対応している事業者を選んだ方が良いでしょう。
どちらが良いとは一概に断言できないため、求めているサービスを提供する事業者を探すべきです。
料金と支払いタイミング
相談や申請の代行やサポートなどにどの程度の料金が発生するか確認しておきましょう。
まず相談料金が発生するかどうかが重要です。
近年は、初回相談が無料で受けられるケースも増えてきたため、どかから料金が発生するのかについて確認します。
「初回の1時間だけ無料」など条件が付与されている場合もあるため、しっかりとした把握が必要です。
申請の代行やサポートを依頼する際は、相談とは別に費用が発生することが大半であるため、確認しましょう。
一般的に、申請代行やサポートは着手金と成功報酬から構成されているため、これらの詳細を確認します。
金額や割合を確認して、最終的に手元にいくら残る見込みであるか把握しましょう。
加えて、費用の支払いタイミングも確認しておかなければなりません。
着手金が必要な場合は事前に支払いが発生するため、キャッシュフローを意識する必要があります。
おすすめのキャリアアップ助成金の相談先
キャリアアップ助成金の相談先はどこが良いのか理解していきましょう。
F&M Club
F&M Clubは、補助金申請・採択件数で全国トップラスの実績をもつ、エフアンドエムが提供する経営者向けのサブスクサービスです。
累計38,000社以上の中小企業のバックオフィス業務を支援した実績があります。
豊富な補助金申請支援実績などから得た“本当に役立つ”経営ノウハウ、資金繰り改善、補助金や助成金申請のサポートなどが、月額30,000円(税抜)で使い放題です。
自社で使える助成金・補助金・優遇制度が分かる
F&M Clubでは、助成金の情報や活用方法について「助成金情報提供」「公的支援制度活用診断」などのコンテンツを提供しています。
これらのコンテンツを活用することで、自分たちで調べながらキャリアアップ助成金の申請が可能です。
また、「それでも難しい」と感じ、自社での申請が難しい場合は、助成金申請代行サービスを利用できます。
こちらは、社労士法人と提携しているため、助成金のプロが全面的にサポートしてくれるサービスです。
社労士法人
社労士法人は、社会保険労務士が2人以上共同で設立する特殊法人です。
キャリアアップ助成金のように、助成金の申請代行業務は社労士が担当しなければなりません。
そのため、相談だけではなく申請代行も視野に入れるならば、社労士法人と相談するのが望ましいでしょう。
相談した内容を踏まえて、そのまま申請の代行業務を依頼できます。
なお、社労士法人は助成金申請について多くのナレッジを持っていることが大半です。
そのため、キャリアアップ助成金以外についても相談したい場合にも活用できます。
社労士と業務提携または社労士が在籍しているコンサルティング会社
業務改善などを提供するコンサルティング会社のうち、社労士事務所や社労士法人と提携している企業も選択肢に挙がります。
社労士が在籍していないコンサルティング会社の場合、相談やアドバイスはできても、申請代行の業務は請け負えません。
つまり、最終的な手続きは自身で対応することになってしまいます。
申請するスキルがあり、相談だけ考えているならば問題はありませんが、基本的には申請まで請け負ってくれるコンサルティング会社が良いでしょう。
都道府県労働局または管轄のハ ローワーク
公的機関に相談したいならば、都道府県労働局や所轄のハローワークが選択肢に挙がります。
どちらも労働に関する相談事を受け付けていて、キャリアアップ助成金など一部の助成金についても相談が可能です。
キャリアアップ助成金は労働に関する制度改定などが含まれるため、それらに関する相談に対応してもらえます。
ただし、相談には対応できるものの、受付内容は就業規則の改定など限定的です。
また、書類作成のサポートは実施していないため、相談結果を踏まえて申請書類を自身で作成することが求められます。
無料で簡単な相談事だけ済ませたいと考える際に活用すると良いでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士のように、企業経営に詳しい人のアドバイスを受ける選択肢も考えられます。
例えば、キャリアアップ助成金に向けてどのような制度を導入すればよいか相談するなどです。
キャリアアップ助成金を受けるためには、実現可能な制度を導入しなければならないため、必要な整備など、事前準備についての相談ができます。
ただし、中小企業診断士にも得意分野があるため、全員が対応してくれるとは限りません。
また、社労士の資格を持っている人に依頼しない限りは、申請書類を自身で作成することになる点には注意が必要です。
まとめ
キャリアアップ助成金は自力で調査して申請できますが、専門的な知識については調査したり専用のサービスを活用したりすることが大切です。
今回、相談先の候補となるサービスや公的機関をピックアップしました。
自社に適したものを選んで相談してみましょう。
最終的にどこへ相談するか悩んだ際は、月額30,000円(税抜)で各種コンテンツが使い放題のF&M Clubをおすすめします。