人材開発支援助成金は、事業者が雇用する労働者に対して、専門的な知識や技能を習得させる際に利用できる助成金です。
一般的に、教育と呼ばれるような取り組みを実施する際に発生する金銭的な負担を軽減するものとイメージしてよいでしょう。
申請にあたっては、いくつもの書類作成が必要で、経営者が自分で対応することは難しいものです。
この記事では、申請作業の負担軽減につながる、人材開発支援助成金の申請代行やサポートサービスを紹介します。
目次
人材開発支援助成金の申請代行やサポートを比較するポイント
人材開発支援助成金の申請代行やサポートサービスは数多く存在します。
これらの中から、自社に適したものをどのように選べばよいか、比較する際のポイントを解説します。
過去の申請実績
最初に、過去の採択実績を確認するようにしましょう。
人材開発支援助成金など、各種助成金は書類作成などに一定のノウハウが必要であると考えられています。
そのため、過去に申請の実績があり、数多く採択されている申請代行やサポートの方が、ノウハウが豊富であると予想されるからです。
Webサイトに実績が掲載されているケースが増えているため、記載がないか確認して多いところを軸に検討してみましょう。
申請までのサポート方法
申請に向けたサポート方法にはどのようなものが準備されているか、事前に確認しておきましょう。
サポート方法が豊富であるほど、自社の都合に合わせて、人材開発支援助成金の申請代行を進めてもらいやすくなります。
例えば、近年ではオンラインでのサポートを提供する申請代行や、サポートサービスが増えています。
また、対面で丁寧にヒアリングすることを重視したサービスも存在しています。
利便性を重視するならばオンライン、疑問点が多く質問しながら進めたいならば対面など、希望するサポート方法で選ぶことも考えましょう。
料金形態と金額
事前に料金形態と金額を確認して、依頼先を比較する際の判断基準とすべきです。
申請代行やサポートの料金は、どこへ依頼するかによって大きく異なります。
また、料金体系にも違いがあるため、確認しておくことは非常に重要です。
基本的に、料金は着手金と成果報酬から構成され、依頼先によって着手金の有無や成果報酬の割合が異なります。
申請する補助金の種類によって、変化する場合もあるため、詳細を確認するようにしてください。
人材開発支援助成金の申請代行やサポート7社
人材開発支援助成金の申請代行やサポートを7社紹介します。
F&M Club
F&M Clubは、補助金申請・採択件数で全国トップラスの実績をもつ、エフアンドエムが提供する経営者向けのサブスクサービスです。
累計38,000社以上の中小企業のバックオフィス業務を支援した実績があります。
豊富な補助金申請支援実績などから得た“本当に役立つ”経営ノウハウ、資金繰り改善、補助金や助成金申請のサポートなどが、月額30,000円(税抜)で使い放題です。
自社で使える助成金・補助金・優遇制度が分かる
料金
月額30,000円(税抜)。追加費用はかかりません。
※別途有料オプションサービスあり。
アクセル経営社会保険労務士法人
アクセル経営社会保険労務士法人は、助成金の申請代行はもちろん、企業の労務顧問や、各種アウトソーシングサービスなどに対応している法人です。助成金の申請代行は一部に限られていますが、人材開発支援助成金であれば問題なく受付してもらえます。今までに申請した実績が多く、ノウハウも蓄積されていると予想され、安心して依頼できるでしょう。
助成金に申請するかどうかの相談は無料で対応してもらえるため、まずは相談し、最終的に依頼するかどうかを判断することも可能です。
料金
- 着手金:無料
- 報酬:助成金受給額の15%~25%
株式会社M41
株式会社M41は、中小企業庁の認定経営革新等支援機関に指定されている企業です。補助金や助成金の申請を得意としていて、人材開発支援助成金を含めて幅広い申請の代行に対応しています。サポート対象は全国の企業となっていて、申請実績は200件以上と増加傾向にあることが特徴です。また、東京都の企業ですが、オンラインを活用したサポートに対応しているため、全国から相談したり、手続きを依頼したりできます。
料金
- 着手金:150,000円
- 報酬:助成金受給額の3%~10%
補助金申請書作成代行サービス
経営力推進機構は、補助金や助成金の書類作成から、申請の代行やサポートまでを提供する企業です。サービスの名称からもわかるとおり、補助金などの申請書を作成することに力を入れています。そのため、書類を作成してからの手続きは基本的に自分で進めなければなりません。例えば、提出作業や内容について指摘があった場合における対応は、申請者が自分自身で対応することが求められます。
なお、経営力推進機構は、経営力向上計画の作成サポートを提供しています。これらは、助成金の申請で必須ではないものの、作成しておくことで企業の価値を高められるものです。申請のサポートと併せて活用すれば、総合的に企業力を強化できるでしょう。
料金
- 着手金:基本無料
- 報酬:助成金受給額の29.8%
ことなら社会労務士法人BB
ことなら社会労務士法人BBは、介護業界に関連する事業者を主軸とした社労士事務所です。顧問先は9割が介護業界であり、これらの事業者に対して多くのサービスを提供しています。ただ、完全に介護業界だけではなく、親和性の高い業界に対するサポートも提供していることが特徴です。社労士事務所として幅広い支援サービスがあり、人材開発支援等助成金など多くの申請代行に対応しています。
料金
- 着手金:無料
- 報酬:助成金受給額の20%~30%
社会保険労務士法人大和総合労務事務所
社会保険労務士法人大和総合労務事務所は、公的助成金の申請代行を得意とした総合労務事務所です。愛知県一宮市に拠点をもちますが、創業から50年以上経ち、日本全国に数多くのクライアントをもっています。累計申請件数は1,500件以上と、人材開発支援助成金に限った数字ではないものの、多くのノウハウをもっていることが魅力です。
また、助成金の活用に力を入れているため、他に申請できるものがあれば提案してもらえます。同時に複数申請することも推奨しているため、人材開発支援助成金と同時に他の助成金への申請もサポートを依頼できる仕組みです。経営者が知らないような、新しい助成金でも提案してもらえることがあるため、一度相談してみましょう。
料金
- 着手金:50,000円
- 報酬:助成金受給額の30% – 着手金(50,000円)
ハートランド社会保険労務士法人
ハートランド社会保険労務士法人は、ハートランド税理士法人を母体とした社会保険労務士法人です。グループ全体で税金関連や社会保険関連のサービスを提供していて、それらの中に人材開発支援助成金を含めた助成金の申請代行サポートが含まれています。グループ全体として、資金調達を得意としているため、資金繰りを見直したい場合などに相談すると良いでしょう。助成金の活用によって資金繰りを健全化できますが、それ以外の観点からもアドバイスを受けることで、より良い状況を生み出しやすくなります。
料金
- 着手金:無料
- 報酬:助成金受給額の20%~30%
まとめ
人材開発支援助成金の申請代行やサポートを提供している法人などを紹介しました。
紹介したとおり、多数のサービスが存在し、それぞれに特徴があるため、比較して選択しましょう。
なお、最終的にどこへ依頼するか悩んだ際は、月額30,000円(税抜)で各種コンテンツが使い放題のF&M Clubをおすすめします。