両立支援等助成金は、仕事と家庭を両立しやすい環境づくりを支援するために設立された助成金です。
主に、育児休業と介護休業の取得を制度化したり、実際に推進したりすることで利用できます。
近年は需要の高い分野をサポートする助成金ですが、要件や手続きが複雑で、個人で申請することは難しい状況です。
そこで、今回は両立支援等助成金の申請を代行してくれる事業者を7社ピックアップして紹介します。
目次
両立支援等助成金の代行を依頼する際の比較ポイント
両立支援等助成金の申請を代行する事業者は数多くあり、それぞれに特徴があります。
最低限、以下のポイントで比較してから、どこへ依頼するかどうかを決定するようにしましょう。
今までの申請実績や採択の結果
依頼先の選定にあたっては、過去に申請したり採択されたりしているかが非常に重要です。
一般的に、これまでに同じ助成金を受給できているほど、多くのノウハウが蓄積されていると考えられます。
そのため、今回の場合は両立支援等助成金の代行で申請した経験があり、なおかつ採択されている数が多い事業者を選ぶことが重要です。
近年は結果が重要視されるため、多くの事業者で採択の件数や申請の結果などの情報を公開しています。
また、どのようなクライアントを持っているかなども記載されていることがあるため、それらも踏まえて自社に適した代行サービスを選びましょう。
手続き方法の選択肢
どのような方法で両立支援等助成金の申請を代行してもらえるかを確認すべきです。
主に「対面でのサポート」と「オンラインでのサポート」が存在するため、この部分を確認しなければなりません。
どちらが良いとは一概にいえませんが、オンラインでのサポートに対応していれば、日本中どこからでも代行を依頼できます。
近年は働き方や生活環境の変化から、オンラインでの代行サポートを提供する事業者が増えました。
ただ、すべての事業者が対応しているわけではないため、必ず確認するようにしてください。
料金の仕組みや支払いタイミング
両立支援等助成金の申請代行を依頼した際に、どの程度の料金が発生するか、必ず確認して比較するようにしましょう。
料金は主に「初期費用」と「成功報酬」の2つから構成されています。
依頼先によっては、初期費用が無料であるため、どのような仕組みであるかを確認しなければなりません。
特に、成功報酬の仕組みや割合は依頼先によって大きく異なる部分であるため、吟味することが重要です。
ただ、高額であればサービスの質が良いとも言い切れず、実績や口コミなどにも目を通すことをおすすめします。
おすすめの両立支援等助成金の代行7選
両立支援等助成金に対応した、おすすめの代行サービスを7つ紹介します。
F&M Club
F&M Clubは、補助金申請・採択件数で全国トップラスの実績をもつ、エフアンドエムが提供する経営者向けのサブスクサービスです。
累計38,000社以上の中小企業のバックオフィス業務を支援した実績があります。
豊富な補助金申請支援実績などから得た“本当に役立つ”経営ノウハウ、資金繰り改善、補助金や助成金申請のサポートなどが、月額30,000円(税抜)で使い放題です。
自社で使える助成金・補助金・優遇制度が分かる
料金
月額30,000円(税抜)。追加費用はかかりません。
※別途有料オプションサービスあり。
社会保険労務士 大川樹事務所
社会保険労務士 大川樹事務所は、社会保険や労務関連はもちろん、企業運営に必要な知識や作業を全般的に提供しています。助成金の申請代行も請け負っている法人で、両立支援等助成金など有名なものからマイナーなものまで依頼が可能です。もし、助成金を申請するかどうか悩んでいるのであれば、相談してみることで受給確率を予想してもらうこともできます。また、想定しているものとは別の助成金を提案してもらうなどにも対応しています。
料金
- 着手金:無料
- 報酬:助成金受給額の20%
社会保険労務士法人スクウェア
社会保険労務士法人スクウェアは、助成金の申請代行はもちろん、労使間のトラブル防止や各種業務支援、給与計算など多角的なサービスを提供する法人です。幅広い業務実績がありますが、それらの中でも両立支援等助成金など助成金の申請件数が2,000件を超えていることが魅力といえます。新設の助成金など、知名度の低いものを含めて幅広い支援に対応してもらうことが可能です。
料金
- 着手金:非公開
- 報酬:非公開
料金についての情報はWebサイトに記載されていないため、問い合わせして確認するようにしてください。
ハートランド社会保険労務士法人
ハートランド社会保険労務士法人は、資金調達に関連する支援を得意とした税理士法人と社会保険労務士法人の共同体です。税金に関連することもグループとして取り扱っているため、資金面に強い法人であるといえます。助成金の申請代行はいくつも扱っていますが、両立支援等助成金については、受給率の高さをアピールしていることが特徴です。多くのノウハウが蓄積されていると考えられます。
料金
- 着手金:無料
- 報酬:助成金受給額の20%~30%
社会保険労務士法人アシスト
社会保険労務士法人アシストは、創業から50年が経過し、実績のある社会保険労務法人です。両立支援等助成金など助成金の申請から、日々の業務支援、トラブルの解決など幅広い業務に対応しています。事業運営において手間がかかる部分や専門知識が必要となる手続き全般をサポートしてもらうことが可能です。なお、各サービスの中でも助成金の申請代行には力を入れているため、相談することで提案を受けたりあわせて申請してもらったりできます。
料金
- 着手金:非公開
- 報酬:非公開
詳細な料金については、公式サイトのフォームから問い合わせて確認が必要です。
社会保険労務士法人ウィズロム
社会保険労務士法人ウィズロムは、助成金の手続き申請代行や就業規則の作成などを支援する法人です。助成金の申請を含めて多くのサービスを提供していますが、給与計算の代行には対応していないため注意しましょう。全体的に「事業者が自立できる支援」を意識しているため、手厚いサポートを受けつつも、依頼側が内部にノウハウを蓄積できるようになっています。
料金
- 着手金:発生する場合あり
- 報酬:助成金受給額の30%
センチュリー行政書士・社労士事務所
センチュリー行政書士・社労士事務所は、社労士事務所でありながら、行政書士業務にも対応しています。代表がどちらの資格も有しているため、直々にさまざまなサービスを提供してもらうことが可能です。両立支援等助成金の申請代行や支援を受けつつ行政書士業務として他の作業も依頼できます。税理士法人などとグループのケースは多くありますが、行政書士を兼務しているケースは少なく、他にはないサービスを提供してもらえます。
料金
- 着手金:33,000円
- 報酬:助成金受給額の10%
まとめ
両立支援等助成金の申請を代行してくれる法人や事務所などのうち、おすすめをピックアップして紹介しました。
それぞれに特徴があり、申請の実績や補助金の代行以外に提供するサービスに違いがあります。
そのため、これから自社に適したものを比較して選択することが重要です。
なお、最終的にどこへ依頼するか悩んだ際は、月額30,000円(税抜)で各種コンテンツが使い放題のF&M Clubをおすすめします。